徐々にスピードアップしていってどんどんと積もっていって、 何処かでシンバルがパアーンと鳴って、 そこで何かが吹っ切れてああ此処かと。久々の心地で。
それは、明らかに負の感情の沸騰なのだけど、 僕には此処だと思った。
バスに乗って皆同じ方を向いて同じ方に向かっているのに、 目をつむると自分だけふっと後ろに引っ張られる感覚で、 身を委ねるとそのまま遠い空にいて、 高いところからぼーっと下を眺めている。
歩き疲れてアスファルトの上で眠る兎は1998年のマフラーの色 。
君の歩く姿がはっきり見える。
そこでは羽を目一杯、とても心地がいい。
テレビを切ったように僕はバスの中にいて皆と同じ方を向いて、 同じ方に向かっている。
隣の女の子が鏡を見ながらあくびをして、 日曜島に取り残されたこどもたちが夜を越す。
残酷なテーマにも必ず明日はある。次は朝と決まっている。
それは、明らかに負の感情の沸騰なのだけど、
バスに乗って皆同じ方を向いて同じ方に向かっているのに、
歩き疲れてアスファルトの上で眠る兎は1998年のマフラーの色
君の歩く姿がはっきり見える。
僕は鳥の目で世界を見ている。
風に吹かれて昨日まで行けるよ。そこでは羽を目一杯、とても心地がいい。
テレビを切ったように僕はバスの中にいて皆と同じ方を向いて、
隣の女の子が鏡を見ながらあくびをして、
残酷なテーマにも必ず明日はある。次は朝と決まっている。